動揺する歯の固定を兼ねた、
ペリオデンチャー、ペリオスプリント
歯周病で奥歯がグラグラしてきたり、一番後ろの歯が一本無くなったりした場合、ペリオデンチャーという特殊な義歯を入れると、噛みやすくなったり、グラグラしている歯を長持ちさせたりできる可能性があります。
通常の部分義歯との違い
支えとなる歯をしっかりと固定できる設計になっているために、グラグラしてきた歯を義歯により固定する効果があり、噛む力が入りやすくなるといわれています。通常歯を削る必要があっても、わずかです。金属は細いワイヤー等が少し見える程度です。
グラグラしている被せで歯を固定しようとしたら、たくさん歯を削る必要がありますが、ペリオデンチャーならごくわずかな歯の削合で固定することが可能です。
ペリオデンチャー・ペリオスプリントとは
詳しくは、製造特許を持っている k-dental のサイトをご覧ください。
適応症
適応症は当院では下記の 2 つのパターンに限定してお勧めしています。
【ペリオデンチャー】歯周病で一番後ろの歯が 1 本だけ欠損している場合
【ペリオスプリント】歯の欠損はないが、臼歯がグラグラしていて固定しないと噛みにくい場合
パール歯科では、通常義歯による治療は 3 年保証を基本としております。 ペリオデンチャー・ペリオスプリントの場合は、患者さんの不注意で使えなく場合がありますので、以下の場合は保証対象外とさせて頂きます。ご注意下さい。
◎ 通常の取り外し以外に無理に曲げたり、落としたりして割れた場合
◎ 支えとなる歯がお手入れ不足による虫歯が原因で、被せの治療が必要になった場合
◎支えとなっている歯を喪失した場合
◎ 事故や転倒など、通常の食事以外の強い外力で割れた場合
歯が1~2本なくて両隣に歯がある場合に限られますが、ブリッジのようにしっかり入って噛め、なおかつ通常の義歯のように大きくない特殊義歯、リムーバブルブリッジ、コンティース義歯という選択肢もあります。インプラントには抵抗があるけど、ブリッジのように歯をたくさん削りたくない場合におすすめです。
あくまで義歯ですので取り外してのお手入れは必要です。ご興味ある方は、サンプル模型も用意してあります。