自費治療の説明は難しいもので、金額の話をするだけで嫌な顔をされる方が多くいらっしゃいます。内容よりも金額の方が気になる方が大半で、実際の治療の善し悪しは頭の中に入っていなかったりしますので、寂しいものです。
自費 ▶ 高い ▶ やらない
※本当にそれで良いのでしょうか。
今回はインプラント治療を例に良くかめることについて、その価値を考えてみたいと思います
例えば下の奥歯が両方とも無くなって前歯しかかみづらい方がいらっしゃったとします。その方が両方の奥歯にインプラント治療をしたとすると、パール歯科でおそらく50万~100万位の費用がかかると思います。都市圏では100万~300万位のことが多いです。金額だけ聞いて、そんなに高いの思われる気持ちは良く解ります。でも何と比べて高いと思われるのでしょう。
インプラント治療でかめるようになるのは、義歯でかめるようにすることと全くレベルの違うことです。
こういうたとえは良くないかも知れませんが、例えば事情で足を失ったと思って下さい。義歯の治療は車イス、松葉杖であって、決して足の替わりにはなっていません。それに比べてインプラントの治療は高機能の義足で、場合によっては日常生活に差し支えないほど機能を回復するのです。つまりインプラント治療は、人工物を使った再生医療なのです。歯がよみがえること、かむ機能がよみがえることなのです。
あなたは一本の歯をよみがえらせることにどのくらいの価値を見いだしますか?まずはそこから価値観を考えて頂きたいと思うのです。車を買うことを考えたらビックリするような金額でもないとは思いませんか?車は10年もすればほとんど価値はなくなります。必要経費もずっとかかり続けます。それは当たり前だと思っているのに、なぜ歯科治療は高いと感じるのでしょうか。
10年あるいはそれ以上しっかりかめることに費用をかけるのは、車を買うことに比べて価値がないですか?
私はそんなことはないと思っています。
私は患者さんに高い費用負担をして頂くのは本意ではありません。だから価格設定をかなり押さえているつもりです。ホームページで調べて頂いたらお解りだと思います。自分だったらしたくない治療は、患者さんにもお勧めしません。なかなかそこまで上手にお話しできないんですよねぇ…。